(株)ホットハウス
代表取締役社長　日下 敦 さん

全国展開を目指す

　おかげ様で今年創業30周年を迎えることとなりました。これまで不動産売買事業を主軸に展開し、現在52名の従業員で年間取引件数は420件ほどです。地元資本ではナンバーワンとなっています（東京商工リサーチ調べ）。当社の特徴としては、中古の住宅・マンション・アパートなどをリフォームやリノベーションしてお求めやすい価格で提供しております。
　2年前のコロナ感染当初は街中のビルテナント飲食店からの要望もあって家賃を値下げすることを決めました。その後はみんな頑張って持ち直しましたが、現在は再びコロナの影響が出ております。また、テナントの入れ替わりが多くなり、新陳代謝が進んだように感じます。
　仙台はだいぶ進化を遂げています。その一つに仙台市青葉区五橋に東北学院大学が来年オープンすることで人の流れが変わり、荒町など近隣エリアが活性化するのではないかと期待しています。
　当社はスポーツを通じて地域貢献を強く推進しています。東北楽天ゴールデンイーグルスが誕生した時はすぐにスポンサーとなり、他にもベガルタ仙台、マイナビ女子サッカー、89 ,S、女子プロレスなど、将来子供たちがプロのスポーツ選手になりたいという夢に投資したいからです。
　3月末には当社が運営する商業施設「シエロ茂庭」にアウトドア店がオープンしました。今後もインターネットやSNSを活用した事業活動や大手企業と提携し積極的な店舗開発に強化し全国展開を図っていきたいと考えています。

〒980-0014　
宮城県仙台市青葉区本町１丁目5-31シエロ仙台ビル8F
TEL：022-215-7787　022-217-2512　FAX：022-215-7782

大橋記念 薬師堂眼科クリニック
院長
NPO法人 君とカタルシス
代表理事　山口 慶子 さん

小児眼科の専門医
「見えている今」をずっと

　曽祖父の代から続く大橋眼科医院（青葉区中央）の創設100周年に、分院を令和2年5月に開院しました。私は小児眼科を専門として、宮城県立こども病院で診療に携わってきましたので、それを地域医療に生かせればと思いました。
　小児病院での診察は16歳までになりますが、重症疾患や障害を持つお子さんたちが、ドロップアウトしないで治療を継続できる病院を自力で見つけることは難しいです。車椅子やバギーでクリニックに来院する場合、車や地下鉄での送迎から診察室までの動線がスムーズであるようにしました。
　現在は子どもから大人まで全般的な眼科疾患の診療を行なっています。土曜日はお子さんが多いですが、平日は大人の患者さんも多く来られます。充血や涙目など、ありふれた症状の中に重大な病気が隠れている場合もあります。泣いたら診れないという時代ではなく子どもでも一生の視力に関わる場合があり、早期発見を心がけています。
　たとえば近視は病気ではありませんが、強度近視になると網膜剥離になるリスクは何倍も高くなります。
　失明する可能性のある緑内障や網膜剥離も、目の検診で早期に発見できます。美しいものを生涯美しく見ることができるように、お手伝いができれば幸いです。
　さて、主宰するＮＰＯ法人はコンサートを通して病気と闘う方たちを精神的、経済的に支援しています。
　日本には治療法が分からない「難病」に指定されている疾患が338もあります。治療をしながら学校生活、社会生活を送る患者さんたちのことを知ってもらい、音楽の合間に行なう医学講話を通して健康を考える機会となれば嬉しいです。

〒984-0047　
仙台市若林区木ノ下3-16-21 ATTRA 2F
（地下鉄東西線 薬師堂駅バスロータリー前）
TEL：022-353-7355

十河・渡部法律事務所
弁護士　十河 弘 さん

市民の権利擁護と
被害者救済を目指して

　岡山県出身で東北大学法学部に進学し、平成8年4月に弁護士となり小野寺信一法律事務所に入所しました。自分の信念に従って正論を言える仕事でありつつ、それぞれの依頼者の方々に寄り添った仕事ができるところに魅力を感じて弁護士を志しました。
　平成13年5月に独立し、平成31年1月に十河・渡部法律事務所となって、現在弁護士3名体制で幅広く業務を行なっております。特に、医療事故（患者側）、交通事故、介護事故、その他の事故の被害者の救済などに力を入れています。弁護士一人ではなかなか解決できない部分もありますので、他の弁護士や専門家（協力医、学者等）とも連携し、豊かな発想で取り組みます。
　また、仙台市民オンブズマンの経験から、行政事件（弱者である市民側）にも取り組んできました。市民運動や地方議会の少数会派を援助する活動を通して不当な懲罰処分の取消を求める訴訟も担当し、法学者の意見書を力に、令和2年11月25日、画期的な60年ぶりの最高裁判例変更も勝ち取りました。まじめに生きる市民が尊重され、人権が擁護され、被害者が救済されるよう力を尽くしたいと思います。
　仙台弁護士会会長（2020年度）、東北弁護士会連合会理事（2020年度、本年度）、日本弁護士連合会副会長（2021年度）等を務めました。弁護士会は、監督官庁が存在せず、在野精神に基づいた独立した団体です。国や大きな力に忖度することなく、会が正しいと考える意見を述べ、その意見に基づく行動を通じて、市民の利益や権利自由を守る必要があります。
　先輩方の築き上げてきた弁護士会への信用力を次の世代に引き継いでいく必要があると思っています。

〒980-0811　
宮城県仙台市青葉区一番町2丁目11-12
プレジデント一番町306号
TEL：022-212-1603　FAX：022-212-1605

日本郵便(株)
塩釜郵便局 総務部長
（元 東北支社 経営管理本部 総務・人事部 ダイバーシティ推進担当課長）
石原 晴子 さん

一人ひとりが活躍できる社会の実現

　郵便局では、多様な視点や価値観を尊重し、社員一人ひとりが活き活きと能力を十分に発揮できることが企業の持続的な成長の源であると考え、次の2点に重点を置き、ダイバーシティの推進に積極的に取り組んでいます。
　1点目は「女性の更なる活躍」です。女性社員の今後のキャリア形成支援のため、研修・面談を郵便局全体で実施してきたほか、郵政創業150年を迎えた昨年度には「JPグループ東北 女性フォーラム」を開催し、グループ4社（日本郵政㈱・日本郵便㈱・㈱ゆうちょ銀行・㈱かんぽ生命保険）と提携企業であるアフラック生命保険株式会社様の女性社員約380名がリモートで一堂に会し、自分自身のキャリアについて見つめ直す機会を持ちました。
　2点目は「社員一人ひとりが自分らしく活躍できる職場づくり」です。郵便局では、福利厚生制度の充実により、男女問わず多くの社員が生活と仕事の両立を実現しています。様々なライフステージにいる社員全員が互いに支え合いながら働くことのできる職場風土を創り上げることと、男性社員の育児休業取得の促進にも力を入れており、希望する社員の育児休業取得率100%を目指しています。
　これからも、ダイバーシティの推進により、活き活きと自分らしく働く社員の「笑顔」をお客さまに届けながら、グループ4社のキャッチコピー「進化するぬくもり。」のもと、地域のお客さまに寄り添ったサービスの提供、地域に愛される郵便局づくりに励んでまいります。

日本郵便(株)東北支社
〒980-8797　
宮城県仙台市青葉区一番町1-1-34
TEL：022-267-7335

仙台うみの杜水族館
仙台水族館開発（株）
代表取締役社長　伊吹 立 さん

UMINOMO REBORN
ケープペンギンの
新施設が誕生します！

　仙台うみの杜水族館は、今年の7月1日に7周年を迎えます。UMINOMOREBORN（うみの杜リボーン）を標榜して、3月19日にイルカ・アシカ・バードの「STADIUM LIVE」のテーマを一新し、「We Are One」に パワーアップしました。また、4月29日からは、大水槽「いのちきらめく うみ」のマイワシたちが繰り広げるパフォーマンス「Sparkling of Life」も生まれ変わり、オリジナル楽曲にのってマイワシ25,000尾が壮大な海の物語を奏でます。そして、夏休み前の7月中旬には、１階の「うみの杜ビーチ」を全面改修し、当水族館のコンセプトである海や生きものとの「つながり」をテーマにしたケープペンギンの新しい施設が誕生します。
　新施設は、ケープペンギンが生息する南アフリカのケープ半島にある野生ペンギンの楽園といわれるボルダーズビーチをモデルにして、まるで生息地を訪れたかのような一体感や臨場感を体感できる環境一体型展示を目指しています。現地と同じようにウッドデッキをつたってビーチや岩場や海を訪れ、ケープペンギンの生活を間近に見ることで、海や生きものとの「つながり」をさらに体感いただける施設です。
　また、来年の春には、当水族館の所在する高砂中央公園が第40回全国都市緑化仙台フェアのサブ会場に選ばれました。仙台市と協力して、水族館とのコラボイベントなど地域振興にも取り組んでまいります。
　2年間続いているコロナ禍ですが、改めてリアルの持つ力の強さを感じています。withコロナで加速したデジタル化の生活ですが、一方で、リアルの場の重要性も上がっていると感じています。海と人、水と人との、新しい「つながり」をうみだす水族館をコンセプトに、生きもの本来の魅力や不思議な生態を身近に感じていただけるリアルの場として進化してまいります。

〒983-0011　
宮城県仙台市宮城野区栄4丁目11-25
TEL：022-387-5360　FAX：022-387-5361

（有）只見工業所
代表取締役　只見 直美 さん（8代目）

和文化を伝承

　創業天保7年から186年、代々栗原市若柳で畳業を営み、昭和51年に㈲只見工業所に改め現在に至ります。
　畳といえば伝統的な和室ですが、近年の洋風化で和室は急激に減少しました。足をのばしたり、横になったり、落ち着いた草の香りなど畳のよさとともに、今の暮らしに寄り添うご提案をいたします。
　当社は国産のい草にこだわり、時代の変化に合わせて古き良きものを伝えながら、自由な発想で畳をつくる未来を拓く畳屋さんとして、畳が皆様の生活のアクセントになるようにご提案させていただきます。
　東日本大震災後、ある方から「栗原の工芸品を支援したい」と申し出があって、フランス・パリで展示会を開催しました。とても好評だったので海外にも視野を広げて、新しいジャンルに畳を展開し、発信していこうと決めました。今は残念ながら、コロナでお休みしておりますのが、落ち着いたらまた挑戦します。
　平成29年、これからの畳文化を考えた時に、今までの発想を転換したくて、東北大学地域イノベーションプロデューサー塾に通いました。そして新たにポケモンとコラボした商品を開発しました。
　私は華道と書道をやっていて、お花を生けた時に小さい畳を使っていたところ、仲間から素敵ですねと言われて、新たな畳の活用を発見しました。
　時代が変わっていくなかで、畳も華道も書道も和文化をトータル的に伝承していきたいと思っています。そのためは、次世代へつないでいくことを使命と考え、これからも取り組んでまいります。

〒989-5501　
宮城県栗原市若柳字川北片町54
TEL：0228-32-3356　FAX：0228-32-6870

（株）鈴木弘人設計事務所
代表取締役所長　鈴木 弘二 さん

野蒜ヶ丘サスティナブルコモンズ

　今年で創業60周年を迎えました。創業者である父から平成17年に代表を引き継ぎ、「建築家と共に家づくり」を東北６県で展開している中、東日本大震災が起こりそれをきっかけに積極的に復興に関わり、災害公営住宅をはじめ数多くの行政施設などの設計を行いました。今年4月に完成し一般公開された旧門脇小学校震災遺構の施設も私達の作品であります。
　当社は、復興支援プロジェクトとの一環として、東松島市内工務店3社と野蒜ヶ丘コミュニティプランニング合同会社を設立し、自ら考え、志を持って、民の力で「野蒜ヶ丘サスティナブルコモンズ」を野蒜ヶ丘高台移転地の空地部分につくりました。賃貸アパート、シェアハウス、ミニオフィス、センターハウス（カフェとジェラート、ベーカリー、地ビール、物販店）、条件付き建売住宅のほか、歩道空間や植栽、生垣、街灯などデザイン的に優れた建物と共に街区全体を統一感のある環境豊かな空間に整備する計画です。このスペースを介し、高台移転地に被災され住まわれた皆さんと新しく住まわれた方々、店舗で商売をされる方々、その利用者の方々などお年寄りから子供たちが交流や多くの関係を深めることで、この地域がさらに元気になり、持続循環可能でコミュニティー豊かな「まち」をつくっていきたいと考えます。
　私達、建築家は、まちに刺激を与える存在でなければならないと考えます。無個性で安価な建築が造られる中、やはり、良い景観・魅力ある建築・いきいきする住まいを積極的に提案し良いまちを次世代の子供たちに残す必要であるからです。
　今後は、増え続ける空き家や空き地さらに歴史的な建造物などを再構築し、「まち」や「人」とつなげていくまちづくりのための建築を目指していきたいと考えます。

〒980-0871　
宮城県仙台市青葉区八幡1-10-14 SAU02
TEL：022-722-7822　FAX：022-722-7823

（有）東北レーベルシステム
代表取締役社長　伊澤 充啓 さん
セールスマネージャー　辺見 香織 さん

“ねっぱす“魂で、創業30年

　40年前、会長は東京板橋にあるシール印刷専門会社に勤めており、仙台に工場・営業所を開設することになってこちらに来ました。平成3年に同業社を引き継ぐ形で、㈲東北レーベルシステムがスタートしました。それまでメインで展開していた食品シールラベルに限らず多方面に拡大しました。
　ラベルは商品の顔になります。デザインや印刷の美しさで商品ブランドの価値や第一印象が決まるので重要な仕事です。ラベルの良し悪しで売れ行きも左右されますので、商品が売れるためのご提案などもさせていただきながら一緒に作り上げていきたいと考えています。ラベル印刷は一般印刷とは違い、特殊印刷となるので使いこなすには3～5年の経験が必要です。当社では最新の生産設備と高度な技術力を持って、お客様のご要望に迅速かつ誠実に対応します。また、他社との差別化として、フォームタックラベルを小ロットから承っており、県内では当社の他、数社しか製造・印刷しておりません。
　時代の流れで、販促品等は印刷からシールへ変わり、最近では通常のシールラベルの他に糊のつかないものもあります。
　私は食べることが好きなので、飲食業界とつながりを深めていきたいです。そして、シール以外にもお客様が必要とされているものがあれば提供したいと思います。そのためも、まずは当社を知ってもらえるよう営業に力を入れ、シールから広がる展開を考えて、お客様に喜ばれるものを提供していきたいと思います。

〒983-0004　
宮城県仙台市宮城野区岡田西町1-52
TEL：022-287-7191　FAX：022-287-7190

千木良デンタルクリニック
副院長　千木良 あき子 さん

これからも、
地域に寄り添う存在として

　平成7年8月から白石城の近くで夫と千木良デンタルクリニックを開業しています。大学の口腔衛生学講座で障がい児の摂食機能障害について研究し学位を取得しました。障害者歯科学会専門医として一般診療だけでなく、障がい児（者）施設への訪問診療や支援学校の外部専門家としての活動も行なっています。仙南歯科医師会白石支部に所属しており、病院、介護施設、学校、行政との連携に関与してまいりました。
　営業や販売職種への適応力が低いことを幼少期から自覚して、医療系に進みました。母は働く女性として大先輩であり、女性の教育、働き方、家庭や子ども、障がいのある方にかかわる姿勢に大きな影響を受けました。その母から「正直な仕事をしてなんとか一人で生きていけるように」という思いを受け、私は何とかここまでやってきたように思います。そして母がそうであったように、来院された方々が笑顔になれる存在でありたいと思っています。
　歯科は生活の質を上げるものです。だからこそ医療系に限らず、教育や福祉の様々な職種が連携して患者さんに関わっていくことが大事です。食べること、それを支える歯科的ケアは障がいのある方や高齢者にとって特に重要ですので、状態が悪くなる前からの口腔ケア・予防が当たり前になってほしいですね。
　これからも障がいのある患者さんだけでなく、そのご家族や、介護をしている方、施設でケアする立場にある方々の支援になるような診療や活動を行なっていきたいと考えています。

〒989-0277　
宮城県白石市沢端町1-28
TEL：0224-26-1131　FAX：0224-26-1136

(株)アルベートサム
代表取締役　佐藤 一臣 さん

なくてはならない訪問介護事業

　当社は訪問介護事業をメインに展開し、今年で14年目になります。私は福祉専門学校を卒業して商社へ就職しましたが、福祉の仕事に就きたくて転職。介護の現場では多くを学び、平成20年1月に独立しました。アルベートサムは福祉先進国スウェーデンの言葉で「働き者」です。
　現在は、「ひより台ヘルパーステーションうぐいす」「うぐいすケアセンター沖野」、「美容鍼灸サロンSHINBI国分町店」を運営しており、ケアマネージャーによる介護相談やケアプランの作成、またお年寄りに限らず障がい者のサポートも行ないます。
　特に重度の障害・介護で医療的ケアが必要な方には24時間体制で支援します。今後は太白区大野田にケアセンターを開業予定です。
　当社は利用者さん一人ひとりを24時間手厚くサポートしますので、少人数になってしまいます。介護の他にも医療サポートも提供しますので、寝たきりや体の不調がある利用者さんには鍼灸や按摩マッサージの施術によって、少しでも体が楽になって気分も良くなってもらえたらと思います。
　介護は利用者さんとヘルパーさんとの相性やコロナの感染対策、人材確保など課題が山積みです。それでも現場には困っている方がいますので、これからも手助けしていきたいと思います。そして、働きやすい職場環境になるよう整備改善を目指し、看護介護併設の住宅型老人ホームの創設に取り組んでいきたいです。

〒984-0831　
宮城県仙台市若林区沖野3丁目12-11
TEL：022-354-1062　FAX：022-354-1063