北田内科小児科医院
院長　北田 一浩 さん
(八幡地区まちづくり協議会/八幡杜の館 運営委員長)

歴史を個性としてはぐくむ
まちづくり

　八幡町の大通り交番近くから広瀬川に向かって南下し、宮城第一高の西隣にある「中島丁公園」は、平成16年、天賞酒造（有）の移転に伴い、仙台市が一部買い上げ整備されました。その中にひっそりと建つ黒塗りの木造建物が「八幡杜の館」です。その管理運営は「八幡地区まちづくり協議会」に委託され、会員の有志で「八幡杜の館運営委員会」を組織しました。八幡地域の文化活動の拠点、憩いの場として、展示会や催しを提供しています。
　八幡地域は広瀬川を望む河岸段丘のまちで、自然に恵まれた環境にあります。歴史的にも国宝大崎八幡宮、龍寶寺を有する仙台を代表する門前町であり、学校も数多い教育のまちでもあります。更に視野を広げると、東北大学病院、美術館、博物館、国際センターなども徒歩30分以内にあります。このような恵まれた環境資源を大切に保存しつつ、発展させていくことが我々の使命だと思っています。
　「八幡地区まちづくり協議会」は、「八幡杜の館」運営のほか、大崎八幡宮御鎮座400年記念大祭を機に始まった、現「どんとロード八幡雀踊り」の主催や、「四ツ谷用水」の一部復活計画という実現には高いハードルにも粘り強く取り組んでいます。八幡地区独自で掲げた「歴史を個性としてはぐくむまちづくり」を実現する大きな土台となっており、今後もこれらの活動の一層の充実をめざしているところです。
　八幡地域が仙台市の中心部への導線のひとつの拠点として、そのアイデンティティーを頑なにでも保持しながら、ゆったりとした空間、時間を体験できるきれいで品のある「まち」になってほしいと思っています。

北田内科小児科医院
〒980-0871　
宮城県仙台市青葉区八幡3丁目6-15
TEL：022-223-0208 FAX：022-715-8082

合同会社フルール
代表　佐藤 由美子 さん

大病を経験して、輝く我が天職

　わたしは塩竃市で生まれ育ちました。子育て中、病気になった叔母達の手伝いをするうちに、もしかしたらこんな私でも他人様のお世話の手伝いができるのでは？それにはどうしたら仕事につけるのだろう？悶々としながら毎日過ごしてました。忘れもしない子育て中に「あなたも2000年4月に、スターとする介護保険に合わせてヘルパーの資格を取りませんか」というチラシを目にしました。これだ！私がやりたかったのはヘルパーという名前の仕事だったんだ！思わず電話を握りしめ気がついたら申し込んでいました！これが仙台での資格取得だったら二の足を踏んでいたかもしれません。塩竃だからできたことかと思います。
　ヘルパー資格を取得し、訪問介護員やサービス提供責任者として17、18年くらい務めました。サービス提供責任者は、いわば利用者さんごとのサービスを作り上げ、ヘルパーさんを育てる仕事。わたしはこの仕事を嫌だと思ったことは一度もなく、お客様に笑顔を届けて、お客様からも笑顔をいただく素晴らしい仕事と思っていました。
　そんな中、私自身が仕事中に脳出血で倒れ、左半身不随で全く動かずもう二度と元の体にもどることはないと医師から宣告されました。私は生きてるだけでもうけもの、同じ入院生活なら思いっきり笑顔で楽しもう！と思ったのです。
　復帰はまず無理と思っていましたが辞表は自分が納得してから出そうと思いました。そうしたら、必死のリハビリのせいか、マヒはありますがなんと腕も足もいうことを聞くようになったのです。仕事へと返り咲き。いくらお金を積んでも得られないこの経験を精一杯活かそうと現在の介護サービスの会社を立ち上げました。
●お花が好きなので会社名は「フルール」。フランス語で花束という意味です。事務所の一角には花屋さんに頼んだアレンジを飾り、介護事業所であることを忘れてしまうような空間でお待ちしてます。

合同会社フルール
〒985-0033　
宮城県塩竃市桜ケ丘6-2
TEL：022-762-8107

官澤綜合法律事務所
所長　官澤 里美 さん

おかげ様で創立30周年！

　当事務所は、令和4年1月10日に事務所創立30周年を迎え、今年で32年目に入りました。
　以前は、弁護士数も少なく広告も禁止だったため、法律事務所は一般の方々には敷居が高く相談しにくいイメージがありました。しかし、最近は、弁護士数も増えて広告も自由になり、ネットで法律事務所や弁護士の情報も得やすくなったため、法律事務所や弁護士は、選ばれる立場になってきています。
　現在、当事務所には弁護士9名と司法書士1名、それを支える職員12名が在籍しており、そのスケールメリットを活かし、幅広い分野の相談に迅速に対応しています。丁寧で感じのよい応対を心掛け、ここに相談にきて良かったと思ってもらえるように努めています。お客様に当事務所のファンになってもらい、口コミや紹介で当事務所や在籍弁護士を推してもらえるようになるのが理想です。
　弁護士は、法的トラブルを解決して喜んでもらえるやりがいのある仕事です。当事務所では、法的トラブルの予防にも力を入れており、毎月法務セミナーを開催するとともに各種執筆も行っています。昨年7月には 「徹底解説 不動産契約書Ｑ＆Ａ」を出版しました。
　法的トラブルは、早めに弁護士に相談するのがトラブルを大きくせずに解決するポイントです。当事務所では、顧問先の方々については、顧問先専用ＨＰからの相談メールに休日も含めて365日24時間以内に初期対応を助言できる態勢にしています。顧問先の従業員の方々のプライベートな相談にも無料で応じており、安心して働けると好評です。
　今後もお客様に喜んでもらえるように工夫していきたいと思います。

官澤綜合法律事務所
〒980-0802　
宮城県仙台市青葉区二日町1番23号
アーバンネット勾当台ビル10Ｆ
TEL：022-214-2424　FAX：022-214-2425

Cafe&Bar The 1965
代表取締役　森本 淳子 さん
（せんだいCM特捜隊 代表）

これからも夫婦二人三脚で

　「せんだいCM特捜隊」は、昭和30年代後半～50年代前半のテレビやラジオCMなど懐かしい宮城のローカルCMを集めたCD＆DVD「決定版 懐かしのせんだいCM大百科」を令和4年12月に発売しました。平成19年に出したCD集の続編として新たに映像作品を加えたCD42曲（再録含む）、DVD64作品（22社）を収録。「エンドーチェーン」や「ボンボン会館」などが登場。制作秘話や収録曲の歌詞などをまとめた冊子もセットになっています。
　第2弾は、県民の方からの「映像も見たい」という要望から実現しました。著作権の問題等もあって制作には15年かかりましたが、集大成といえる作品に仕上がりました。ＣＭを見れば当時の生活がうかがえる、貴重な歴史的財産です。見た人それぞれの思い出を懐かしみながら、多くの人に見て聞いてほしいと思います。
※3500部限定販売で、4800円（税込）。市内では金港 　堂やヤマト屋書店などで扱う。
　店名の「1965」は夫婦の生まれた年です。Cafe & Bar 「The 1965」は、夫が脱サラして、平成26年（2014）６月に開店、この10年、お客様に支えられ育てられた 「The 1965」 でした。　そして、いつも私の周りには優秀なスタッフがいてくれるので今があると思っています。
　10周年を機に、水・木限定週替わりカレーランチをスタート。「The 1965」を愛してくれるお客様にもっと楽しんでもらえるよう努めていきます。
　出版業では8月に向けて、第3弾「裏・懐かしのせんだいCM大百科」を制作中です。

Cafe&Bar The 1965
〒980-0811　
宮城県仙台市青葉区一番町3-8-1
ラベルヴィビル2F
TEL：0120-22-1965　FAX：022-281-9884

運営会社（株）mori
仙台市青葉区二日町7-32-911
TEL/FAX：022-281-9884
せんだいCM特捜隊事務局（住所同上）

（株）ダイソー商事
代表取締役社長　大野 亮 さん

“包む心”を大切に

　当社は今年で49年を迎える包装資材卸売の会社で、私は2代目になります。当社の包装取り扱いは、樹脂製品（ポリ袋・ラミネート資材）、紙製品（ダンボール・手提げ袋）の基本的な包装資材はもちろん、オリジナルパッケージ、ラベル・シュリンクラベル、不織布加工品など特殊包装資材も取り扱います。
　そして安全性・保全性・美観性・環境性等の観点から、お客様一人ひとりに最適なパッケージを提案させていただくとともに、お客様のご相談内容に合致した包装の企画やご要望に応じたデザイン制作も行います。
　プラスチックは非常に優れた物質で、真空包装や冷凍流通で活用されています。ただ、原料となる石化原料を減らすという意味では、代替となる石灰石を主原料とした新素材（LIMEX・ライメックス）が注目されています。この事についてお客様にご理解いただくためにも、我々は環境対応製品の勉強を重ね、LIMEXを使った商品の研究・開発に取り組んでいるところです。
　石灰石は埋蔵量も多く、日本でも100％自給自足できる資源で、地球の水・森林資源問題に貢献し、紙以上に使いやすい素材です。すでに一部商品化されています。今後も持続可能な開発目標(SDGs)やプラスチック問題の課題解決に努めていきます。
　激しく変化する環境と多様化するお客様のニーズに対し、コストダウンとあらゆる素材の中からきめ細かく選別して、安心と調和のとれた包装資材を市場に提供できることを心掛け、“包む心”を大切にすることで、皆様のお役に立ちたいと考えております。

（株）ダイソー商事
〒989-3122　
宮城県仙台市青葉区栗生5丁目6-3
TEL：022-392-6001　FAX：022-392-6002

（株）ティー＆ティーフーズ
代表取締役　髙平 百合江 さん

東北の新鮮な食材をお届けします

　食品卸会社に勤めていた経験を生かし、平成25年に創業しました。社名はThanks＆Trust（感謝と信頼）と言う意味から命名しております。全国のこだわりのある商品を扱い、企業様や問屋様、小売店様、お弁当屋さんなどからの要望に応じた商品の提供や通販会社様などに商品企画の提案、そして東北の新鮮食材を使った商品開発もしています。
　自社オリジナルブランドは食材選びからパッケージまですべて自社で企画開発を行い、当社スタッフが愛情込めて作った商品です。特に、宮城県産の食材を使った「ご飯のお供トリオ」（ウッシッシ・とりのトリコ・チキンの逆襲）は人気で、アレンジレシピもインスタグラムやTikTokで公開しています。チキンの逆襲においては、2017年に「東北みやげコンテスト」で入賞をしました。
　外出自粛のコロナ禍で開発したのが、 プチ贅沢できる「ビストロボナペティ」です。仙台市一番町でフレンチビストロ「Au Belier（オー・ベリエ）」のオーナーシェフ佐山直嗣氏監修によるビストロミ―料理で、「牛タンの赤ワイン煮」と「仙台牛すじストロガノフ風」のレトルト商品です（通販限定）。
　昨年は、人生にストーリーを持つ人々の生き方の祭典 「Mrs of the year2023宮城大会」に挑戦し、準グランプリを受賞、JAPAN FINALに出場し、とても貴重な経験と新たな自分を発見できました。
　現在は、全国から引合いもあり、食品だけでなくキッチン雑貨屋様にもお取り扱いいただき、さらに拡大しています。　現在は、新商品の開発に取り組んでおり、選りすぐりのおいしい食品を早く皆様にお届けしたいと思います。

（株）ティー＆ティーフーズ
〒981-3103　
宮城県仙台市泉区山の寺2丁目23-7
TEL：022-341-7231　FAX：022-341-7238

宮城建設工業
代表取締役会長　宮城 美智彦 さん

人を喜ばせ続けた先に今がある

　前職を家庭の都合で辞めた後、兄が興した会社からきてくれないかと声がかかりました。 それが現在の会社です。この12月で私も73歳になり、2歳上の兄から会長をやらないかとの声。2年間限定でやってみることにしました。
　入社当初命じられた仕事は営業。わたしはそれまで営業はやったこともありませんでした。まずは宮城県中小企業家同友会や富谷ライオンズクラブに参加して、そこで営業しようと思ったんです。けれども直接的な営業は好かれない。さあ、どうしよう。そんな時に、会の先輩に「役を引き受けたらいいよ」と言われたのです。
　かつての父の言葉「仕事も家庭も遊びも、自分を喜ばせる前に人を喜ばせること」。その通りに役員でも仕事でも10年間皆さんを喜ばせ続ける努力をしました。結果、当初自分の給料も出せなかった売上が今や5年連続で平均3億円。震災需要はありましたが、それより人を喜ばせ てきたからだと思うのです。
　震災といえば、能登半島。私たちは震災からこっち緊急の際の物資を備蓄していました。そしてふうどばんく東北AGAINを通じてストーブ70台を寄付しました。
　今後は社長を支える人材を育てつつ、ドローン空撮データをはじめとするICTデータ事業、建設業の現場での女性の活躍の場を広げていきます。大衡村の半導体工場の誘致でもお役に立てるはず。そのため実際にそういう動きのあった熊本への視察も予定中なのです。

宮城建設工業
〒981-3206　
仙台市泉区明通3丁目51番36号
TEL：022-725-3310

ちんどん みやび組　代表
ハッピーアートギャラリーカフェ
オーナー
画家　國分 雅美 さん

ちんどん屋と絵画で元気を伝えたい

　幼少からクラシックピアノを習い、宮城学院女子短大在学中にバンドや演劇など音楽・舞台芸術に没頭していました。その後、日本笑い学会の東北大学長名誉教授の谷川啓三氏との出会いや熊本民謡「おてもやん」との出会いもあって、「笑いと歌、音楽が融合したエンターテイメントがしたい」と追求しました。タップダンスやパントマイム、手品などの修行を経て、ある年の花見時期に公園で一人「おてもやん」を踊って回った時に、「あ、ちんどん屋をやりたい」とひらめき、みやび組を結成しました。明るい音楽と派手な衣装で目を引き、見て笑ってもらうことに恥ずかしさはなく、プライドを持っているので、性に合っているんでしょうね。
　企業や町内会のイベント、お祝い事の座敷、ホテルでの催しなど出前公演は年中大賑わいで、東日本大震災では福島の仮設住宅慰問を行い、念願のホール公演も実現しました。
　2020年11月には大道芸の本場、ニューヨークで街頭パフォーマンスをするという企画をしていたのですが、コロナ禍ですべてキャンセルとなりました。そんな時に画家の佐藤皇季先生から「絵を描いてみたら」と言われ、経験のなかった絵の創作に挑戦しました。目覚めた絵心は新たな夢となり、個展開催やハーピーアートギャラリーカフェを開業することにしました。
　これからも音楽、絵画、料理で楽しみの集いを企画し、元気な笑いの生まれる場所に育てていき、たくさんの方に喜んでもらい、ちんどん屋という伝統芸能を伝えていきます。
　ニューヨークに行くことを目標にして…。

ちんどん みやび組
〒981-0943　
宮城県仙台市青葉区国見5-4-8
TEL/FAX：022-233-8143