東日本大震災により被害を受けられた会員事業所の皆様方に心からお見舞いを申し上げます。
今回の震災では、死傷者や行方不明者が多数にのぼり、特に沿岸部は想像を絶するような巨大津波により、ライフラインが途絶え、交通・物流インフラなどの大きな打撃を受け、住民生活を支える地域経済も危機的状況に瀕しています。
住む家や事務所を失い、あるいは、今なお避難生活を余儀なくされている方が多数あることを思い、私も大変悲痛な思いをいたしております。しかしながら、私たちは後ろを向いてばかりいるわけにはいきません。前を向いて、立ち上がらなければなりません。
わんからっとLを創刊しようと思った時と同じ気持ちが甦ってきました。人と人とを繋ぎ、ネットワークを創り共感し合いながら地域の情報を共有し、発信し、ともに元気づけ合いながら前に進んでいこうという基本理念。
わんからっとLのロゴマークにはそんな思いを込めて作りました。「わんからっとL」とは、女性の美しさは苦労を乗り越えて目標が見えてきた時、輝く―という総称で名付けたのです。
今回の号は、わんからっとL15周年特別号復興応援メッセージ〞といたしました。ゼロから企業を起こし、県外へも幅広くネットワークを展開している創業者の方たち。またスポーツ界からは、女子高校スポーツ界にともに日本一〞にさせた監督からの寄稿メッセージ。
地震、飢饉など自然災害があるたびに家業の役割に思い至り、180 年も続いている企業の8代目に就任した若手後継者のインタビューなど。誌面を通して元気と勇気を持っていただけたら、この上なくうれしい限りです。復興は決してたやすいものではないかも知れません。けれども、今回の震災で会員の皆様の間で生まれた支え合いと分かち合いの絆の下、一歩一歩進んでいければ、必ずや道は開けると確信しています。皆さん、ともに、力を合わせ頑張りましょう。