女性起業家を応援するヒューマンネットワーク新聞マガジン「わんからっとL」

わんからっとL 50号

2008/08




第一部 企業情報紹介

はたけなか製麺(株) 佐藤 隆さん

 栄養的にも優れた注目の素材、海藻あかもく(フコイダン)を使った新商品「神馬草麺」(じんばそうめん)「あかもく温麺・あかもくうどん」を紹介。「お子様からお年寄りまで、健康を気遣う方にお薦めです」(佐藤さん)。

(財)民族衣装文化普及協会 山田 淑子さん

 日本の伝統文化を広く理解してもらうため、公益法人として着付けの指導者を育成している同財団では、各地で様々な講座を開講しています今回は3分間で着物を着るための「着付け舞」を披露しました。

FFC普及会 木原 啓子さん

 生物の機能や活性を高める研究から生まれたFFCテクノロジーは、すべての生物に欠かせない「水」を改善することで、人の健康はもちろん自然界の環境改善にも役立つ新技術。その技術でつくられた健康飲料「パイロゲン」を紹介しました。

エフエムたいはく(株) 野田 紀子さん

 昨年9月から発信を始め、役立つ情報や身近な話題など、地域のコミュニティFMとして親しまれているエフエムたいはく(78.9MHz)。「スポンサーは随時募集中。地域に密着したラジオ局をぜひご活用ください」(野田さん)。

工房あえり 佐藤美津子さん

 亘理町で「にんじんジャム」の製造販売を始め、平成17年からは自宅敷地の工房で「米粉パン」の製造も本格的に開始しました。100%の米粉パンは技術的に難しいといわれる中、工房あえりの米粉パンはフワフワで美味しいと評判です。

(株)仙台リサイクルセンター 沼田 隆さん

 平成17年、同社では機密文書を安心してリサイクルできる施設として、名取市愛島に専門施設を立ち上げました。環境に配慮したリサイクル、全作業を建物内で行う処理など21世紀に向けた施設として注目されています。

齋藤屋 齋藤しん子さん

 猫のトイレ材といえば砂が一般的ですが、紙が原料の「キャットレペ」は無臭・無害で掃除しやすく、採尿も簡単なため猫の健康管理にも役立ちます。犬・猫の健康手帳として一貫した管理ができる成長記録帳も販売しています。

(有)会里野 大館 侑子さん

 たくさんの方と名刺交換しても、後から名前と顔が一致しないことはよくあります。そんな時にお勧めしたいのが似顔絵スタンプ。「ビジネスに、コミュニケーションに、ぜひお役立てください」(大館さん)。

(株)金魂 浮津 秀逸さん

 伝統の仙台箪笥に本格会席料理を収めた仙台箪笥料理に、今年は牛タンやふかひれなど宮城県産食材をたっぷり使った特別料理も登場。女性に人気の「姫御膳」や、夕食に仙台箪笥料理の特別膳がつく一泊三食のコースも紹介しました。

仙台キリンビバレッジサービス(株) 二瓶 惠子さん

 「生茶」や「キリンレモン」などの人気飲料のほか、オフィスコーヒーにも力を入れている同社。今回は、無料で様々なタイプのコーヒーをお試しいただけるキャンペーンを紹介。「お気軽にご連絡ください」(二瓶さん)。

プールス(株)特約販売店 サクセス仙台 門間 一郎さん

 ボタンひとつでスピーディーに除菌タオルが製造できる自動おしぼり製造機「プールス」を紹介。既存の紙おしぼりやレンタルおしぼりに比べて環境にやさしく、サイズ調節可能で操作も簡単。娯楽施設や病院等を始め、各方面での活用が期待できます。




第二部 パーティー

 第2部のパーティーは、東北学院大学名誉教授 油川照男さんの「磯節(茨城県民謡)」でスタート。
 わんからっとL編集長 小泉知加子の開会挨拶に続き、5名の方から祝辞を頂きました。

 「女性が業を起こすことには二つの意義があり、一つは男性とは違った着眼点や機動力、柔軟性といった能力を生かし、社会や経済を活性化させながら自己実現を図っていくこと。もう一つはネットワークの重要性。女性には家庭との両立などたくさんの課題がある中、食の安全や教育などの分野で頑張る女性がたくさん出てきました。わんからっとLのようなネットワーク力を生かしながら、皆さんのアイデアと知恵で宮城県を活性化していけるよう、私も応援していきたいと思います」。(参議院議員 岡崎トミ子さん)

 「近年、農産物直売所や道の駅が繁盛していますが、それを支えるのはほとんどが農村女性。高齢化が進む町で、おばあちゃんたちが元気に町の活性化に取り組んでいる例もあります。世界的に見ても、バングラディッシュの貧しい人々が就業するために無担保で融資するマイクロファイナンスでは、対象のほとんどが女性です。これからは農業・流通業・製造業など、業種を越えてネットワークを広げていかないといけない時代。13年目のわんからっとLにはそうした役割を期待します」(東北大学大学院 経済学研究科教授 大滝精一さん)

 「働く女性を応援するためのネットワークをつくりたいという真実の思いを抱いて創刊して12年。応援してきた私自身もそうした活動に刺激を受け、認知症を予防するための施設づくりや、人が共生するためのネットワークづくりに取り組んでいるところです。これからもわんからっとLが発展し、ネットワークの輪をますます広げていかれるよう期待しています」。
(東北福祉大学 総合福祉学部部長 渡辺信英さん)


 「12周年おめでとうございます。『人脈は何よりの宝物、袖振り合うも他生の縁』とパンフレットにある通り、今日のこの場が明日のビジネスにつながることもあるのではないかと思います。私自身、人脈は情報の源であることを大切にこれからもやっていきたいと思いますので、よろしくお願いします」。
(宮城県中小企業家同友会代表理事・弐萬圓堂 代表取締役社長 福王進さん)


 「わんからっとLには日頃からお世話になり、最新号では仙台市の女性副市長二人を対談で取り上げていただきました。男女共同参画もまずは足元からということで、仙台市でも女性管理職登用に向けて努力しているところです。本日ご列席の皆様のますますの商売繁盛、ご健勝を祈念いたします」。
(仙台市市長 梅原克彦さん)



 祝杯の音頭は東洋ワーク(株)橋本英子さん。「日々社員が働きやすい環境づくりに取り組んでいる私ですが、本日皆さんの熱い思いや日々の努力を垣間見て、まだまだ頑張らなければいけないと心した次第です。それでは、わんからっとL編集長のますますのご健康と、今日の出会いを祝して」と、高らかに乾杯を発声しました。




一言スピーチ
 宴が盛り上がる中、皆さんから一言スピーチを頂きました。
 
 「12周年本当におめでとうございます。女性がネットワークを築いて力強く生きていく、それを応援する小泉さんのお仕事に敬意を表します。このところ政治の世界には少し愛が足りないように感じますが、小泉さんの元にはたくさんの愛が集まっているように思います。私も愛の溢れる社会をつくるため頑張って参ります」
(衆議院議員 郡和子さん)


 「創刊当初から応援させてもらっていますが、こんなに成長してビックリしています。本日はおめでとうございます」
(愛知絢子さん)



 「12周年まことにおめでとうございます。ますますの繁栄を祈念いたします」
(イエローハット・ホットマン(株)伊藤信幸さん)


 「今日は普段お付き合いできないような方と知り合えたらと思い、参加しました。良い時間を過ごさせていただいております」
(涌谷相殺センター 経営 浅野瑛子さん)


 「秋保温泉では今、若手経営者が集まって街づくり・温泉地づくりに大変力を入れています。秋保にお越しの際はぜひ各旅館を回っていただき、秋保の良さを感じていただければと思います。緑水亭も、鉄分・塩分豊富なオリジナルのお湯で皆様のお越しをお待ちしています」
(緑水亭 若女将 高橋知子さん)


 「今日は雨がパラついておりましたが夕方から雲が切れ、パーティーを祝うかのように突然晴れ間が広がりました。これから13,14周年と、視界良好でありますようお祈りいたします」
(気象予報士 斎藤やすのりさん)


 「今日はたくさんのやる気十分の皆様とお会いできて光栄です。私はいつも明るく生き生きと美しく、笑顔で面白おかしくをモットーにしているのですが、そのモットーにふさわしい方々ばかり。どうぞ皆様ますます美しく、お仕事を発展させて仙台を盛り上げて参りましょう」
(ブティックひろオーナー 高橋弘子さん)


 「加美郡加美町でやくらい土産センターの代表をしております。13年度から始まった農家民宿では、食材王国宮城ということで地元食材を使った料理で皆様をお待ちしております」
(農家民宿・花袋 天王女将 加藤重子さん)


 「今回初めて参加させていただきました。東仙台の方でレンタルの広告マットや厨房のダクトフィルター等を扱う会社をやっておりますので、ぜひご用命いただければと思います」
((株)ニッセイ宮城 大久保久子さん)




ご協賛企業様より
 今年のパーティーでは多くの企業にご協賛いただき、お土産のはっぴーばっぐやお楽しみ抽選会の景品として使わせていただきました。協賛企業の皆さんからも一言スピーチを頂きました。
 「かきワイン」を提供してくださった丸森町町長 渡辺政巳さんは、「自治体で作るワインの中でも丸森町のかきワインは根強い人気があります。無農薬の米や野菜もたくさんある丸森に、ぜひお出でください」。
(有)マルコー食品 山戸田ミワ子さんは、「販売4年目を迎える『う米米めん』は、仙台駅前の飲食店様にご利用いただいたり、藤崎百貨店のお中元ギフトにも参加させていただいています。また、安心安全の食材として学校給食にも採用され、微力ながら日本を担う子供たちの成長に役立てることに感謝しています。これからもスタッフ一同、愛情をたっぷり掛けて育てていきたいと思います」
 また、「SOYJOY」を提供してくださった大塚製薬(株)からは、SOYJOYプロジェクト担当の堀さんが頑張っている女性向けの商品としてSOYJOYを紹介。「大豆粉で焼き上げたSOYJOYは、疲れやストレスが溜まった時にもお勧めです」(掘さん)。
 浦霞醸造元、(株)佐浦の内海尚子さんは、ポスターや挿絵で有名な仙台出身の画家・小野寺純一さんが昭和の塩釜の風景を描いたオリジナルラベルの辛口・純米各1本と、ポストカードがセットになった夏季限定ギフトセットを紹介。
 美里町の(有)イーストファームみやぎ 代表取締役社長 赤坂芳則さんは、古代米を使った大福を紹介しました。



華やかにフィナーレ
 宴もたけなわとなった頃、歌手のトミー木田さんが「国境の南」「テネシーワルツ」「カントリーロード」などおなじみの曲を、郷愁漂うカントリーミュージックの音色に乗せて弾き語りしてくださいました。
 中締めは、やまぼうし女将 半沢わか子さん。「わんからっとLの小泉編集長の懸命さに引かれ、もう長いお付き合いになります。本日は楽しませていただきありがとうございました」。

 最後にとっておきの大締めとして、雄勝石作家 斎藤玄昌實さんが、大輪の花が咲くのをイメージした「5本締め」を行い、盛会のうちにパーティーは終了しました。
 ご参加頂いた皆様、ありがとうございました。

   

自分を信じて、惜しまぬ努力を続けていこう
編集長
 本日はお忙しい中、『わんからっとL』12周年記念パーティーにお越し下さいまして、誠にありがとうございます。
すっかり恒例となりましたわんからっとL主催の異業種交流パーティー。一年ごとに記念パーティーを重ねて今回で12回目になります。毎年毎年来てくださる方たちが増え、今年も更に今まで以上にこんなに大勢の方たちが集まって下さいました。 毎年来てくださる方たちが多くなるということは、やはり、このわんからっとLパーティーを楽しみに、また言ってみたいと思って下さる方が増えてきている“証”です。この交流から少しでもわんからっとLの会員の方たちのお役に立つことが出来れば、この上ない幸せです。
 今回の企業情報紹介を聞いておりまして感じることは、年齢に関係なく、また男性、女性に関わらず自分の起こした仕事に生きがいと情熱を持っていることがとても素晴らしいということです。 一番説得力のあるプレゼンテーションではなかったでしょうか。
 お孫さんに安心した食べ物を作ってあげたいと生まれた、工房あえり 佐藤みつ子様の米粉で作ったパン、にんじんジャム。丸森のお米で作った(有)マルコー食品 山戸田ミワ子様のう米米めん。猫のペットを飼われているからこそ発案した齋藤屋 齋藤しん子様の猫用のトイレットペーパー。
 世の中不景気だからと嘆いているのではなく、仕事のヒントはどこにでも転がっていることを十人十社からも教えていただきました。
 このヒューマンネットワーク新聞マガジンのわんからっとLという風を、さらに自らが先頭に立って風を起こしていくことこそ編集長である私の使命だと改めて思います。
 女性の視点で時代を捉え、人と地域の繁栄をメディアをイカしてサポートしていくことにさらに力を注いでいきたいと思っています。
 どうぞ、まだわんからっとLの購買会員になられていない方、本日初めてわんからっとLのネットワークの素晴らしさを知った方もぜひ入会をお勧めいたします。わんからっとLの会員同士の輪で、仙台の街の景気をよくしていきましょう。
 尚、本日のパーティーではホテル白萩様のご協力のもと、華やかな雰囲気をつくって下さり、改めてお礼申し上げます。
 お帰りの際には、わんからっとL特性の“ハッピーバッグ”をお土産にお持ち下さいませ。わんからっとL会員の企業様からのたくさんの協賛品が入っております。 また企業案内やパンフレット、チラシなども、ご自宅に帰られた後にじっくりと見ていただきたく思います。 そして、何かご利用の際には、ぜひ、わんからっとLの会員企業様をご指名して下さいますよう重ねてお願いいたします。
 これからもわんからっとLは右肩上がりに成長していきたいと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。ご静聴ありがとうございました。

わんからっとL編集長
小泉知加子